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表紙
グリーンのフェルトを覆うグランジなゆるふわは、イタリア製のカラフルなサマー毛糸をたっぷり使ったゆび編み仕立て。チャームやピンクの淡水パール、こんぺいとうのようなビーズが見え隠れ。もそもそと指でかき分けるとひょっこりなにかが出てくる。
扉絵
中表紙には、花柄がエンボス加工されている技ありな12インチペーパーを使用。扉絵の消しゴムはんこは、おそらく多くの方がこれだけで宮沢賢治だと分かるであろう有名なシルエットです。 自分で作っておいてなんですが、賢治さん好きな私にはマストなアイテムに。
本文と挿絵
挿絵はすべて消しゴムはんこで。消しゴムをちまちま彫るのが好きです。一種の瞑想というか、雑念の入り込む隙がないくらいとても集中できるので、現実逃避したいときにおススメ。
十力の金剛石
作:宮沢賢治
「十力の金剛石」または「虹の絵の具皿」として知られる宮沢賢治の短編。
宝石と植物の鮮やかな転換が強く印象に残る物語です。そんな世界観をイメージして装丁しました。
2011年5月 発行
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