top of page
表紙と匣
夫婦函に入った革装の豆本。 満月に見立てたゴールドのアクセサリーパーツと深紅のリボンで、月夜の物語に封をしています。
背(綴じ)
革の表紙に直接折丁をかがるロングステッチ。 一度は作ってみたかった革装は、赤井都さんのワークショップで学びました。赤井さん著「豆本づくりのいろは」でも詳しく解説されています。
本文
リチャード・ミドルトンの特徴は文体の簡潔さ。ゆえに単純に邦訳できる箇所もあれば、逆に意を図りかねるところもあって、なかなか難しかったです。 皮肉でどこか奇妙な明るさをもつ作風ですが、ミドルトンの末路は悲しいものでした。 そんなことを考えながら読むと作者の苦悩が見えてくるよう。とてもリリカルで綺麗なお話です。
月の子たち
Children Of The Moon
作:リチャード・ミドルトン
19世紀末から20世紀初頭の英国の詩人、ミドルトンの短編小説を革装で綴じました。
2011年1月 発行
bottom of page